竹の世界

一昔前までは「生活必需品」だった竹。しかし今は各地で蔓延り、嫌われ者になった竹。このブログは、竹好きの若造による、竹の世界の再発見記。

『竹の風土記』より「各地の竹の風土記」を知る

 

竹の風土記 (1967年)(高嶋雄三郎)の中には、「○○県 竹の風土記メモ」というコラムがたくさんある。さらっと目を通したところ、現代を生きる私にはあまり聞きなれない・ピンとこないものが多くあったが、直感的に面白い素材が集まっているとも思った。

そこで、以下に引用しておきたい(青字部分)。

 

これらの竹に関する風土記はいまだ各地に根付いているのか?それともすでに無くなって忘れさられているのだろうか?

興味のある地域を中心に、そんなことを思いながら見ていただければ幸いである。

 

 

・紹介されている都道府県

北海道地方 北海道

東北地方 秋田県岩手県宮城県福島県青森県

関東地方 千葉県、神奈川県、埼玉県、栃木県、東京都、茨城県山梨県群馬県山形県

北陸地方 石川県、新潟県富山県、長野県、福井県

中部地方 愛知県、静岡県岐阜県

近畿地方 奈良県大阪府滋賀県兵庫県和歌山県京都府三重県

四国中国地方 愛媛県高知県鳥取県岡山県山口県広島県島根県香川県徳島県

九州地方 長崎県熊本県、宮崎県、佐賀県、鹿児島県、大分県、福岡県

沖縄地方 沖縄県

 

 

 

p.20

☆千葉県・竹の風土記メモ

奇祭津久舞(野田市)。凡血の笹(清澄寺)。初卯祭(葛飾八幡)。笹びたし。白間津(しらまつ)踊ーササラ踊(日技神社)。ぽんでん立て(木更津市中島)。旗竿藪(富山市)。佐倉の笹飴。竹細工光ねん堂主人(保田)。大名竹のうちわ(船形町辺)。古苑竹芸の民俗玩具。サンドスキー(大貫)。竹の転倒桿(鴨川町)。佐倉宗吾旧家竹藪の中の父子袂別の井戸(佐倉)。竹笛(鋸南町の夢の浮島) 。八雲神社(君津町) 。養老渓谷竹ノコ狩り。女竹の生垣。血の出る竹(相馬郡青山の日天子社)。二股竹(東葛飾郡新木厳島神社)。二股竹(安房郡満能寺)。袖ヶ浦町の簣立。

 

☆神奈川県・竹の風土記メモ

箱根駕籠舁唄·湯立獅子舞(箱根町仙石原金時神社) 。カサを焼く(曾我兄弟·小田原越前寺の奇祭)。鎌倉市のマークは笹にりんどう。七夕祭(平塚市)。白笹稲荷。箱根竹。医王山の岩牢(鎌倉)。竹取説話(足柄明神の物語)。矢拾地蔵(鎌倉淨光明寺) 。竹の御所跡(鎌倉妙本寺) 。矢取不動(三浦郡衣笠城址) 。箱根竹開花の碑。楳ケ谷の女夫竹。仙石原チゴザサ(湿原植物はピンチ)。青竹に酒を入れておかんをしながら飲む(伊勢原山窩料理)。竹の皮包みの湯餅(箱根名物) 。クマザサの峠(犬越路)

 

  

 p.28

秋田県・竹の風土記メモ

竹合戦(二月十五日夜六郷町)。竹焼き(男鹿半島湯本温泉) 。マダキの笹垢離。女馬男馬(秋田県境大館附近)。さんぎり二本竹(鹿角郡和田町) 。竿灯祭(無形文化財) 。岡山に自生する根曲竹のタケノコは生保内ダケとして賞味される(田沢湖)。竹藪の中の乳頭温泉郷

 

岩手県・竹の風土記メモ

レイコシノ。釜石虎舞。笛吹峠の怪。青笹町の由来。笹城腹清兵衛、笛吹き藤四郎。笹山焼け。天女のミコ石。胆沢於呂閉志神社の祭には笹と椿と神符を持帰り神棚へ。笹は馬に食わせ虫病を封ずる

 

 

p.48

宮城県・竹の風土記メモ

さんさ時雨。傾城塚近くのふしぎな笹(手長山の笹)。ササ売り。笹かまぼこ。笹がに(仙台) 。竹駒のおイナリさん秘法という笹酒(鎌先温泉) 。竹篦太郎。名産実竹(松島)。竹駒木馬(岩沼町)。竹細工(岩出山) 。七夕祭(仙台)。浪板虎鐸(鹿折地区浪板)。法印神楽の磐戸開き。矢竹を祀る篦ノ宮権現堂。苦竹の乳銀杏(仙台宮城野原国立病院北隣り)。孤とり弥左衛門。 

 

愛媛県・竹の風土記メモ

子規句碑と笹。天赦園。竹面桶。笹ケ岡のオササ石。伊予節。赤蔵ケ池の矢竹。竹製品(愛媛特産竹工芸品) 。縁起笹。竹ボラの音にあらわれる牛鬼。竹皮包みのゆべし。石槌ザサ。瀬戸内海のクマザサの島。瓶ケ森のササ。石墨山。青竹「ぱん」。古木の精。竹の花立てになった娘さん。 

 

高知県・竹の風土記メモ

お馬の家のうらの竹藪。化竜杖。竹の子笠。青葉の笛。竜馬笹(蹉跎岬の七不思議)。影野の金明竹。県立牧野植物園。寝笹起笹。

 

 

p.55

奈良県・竹の風土記メモ

景行天皇苦竹(景行天皇の時代に始めて苦竹王だけ)を奈良に、坂手の地をつくらせ堤上に沢山造林した)。元興寺の道場法師は笹の葉から生れた。義経奉納の赤威大鎧には竹に虎の据物かざりがある(春日神社) 。天狗が竹筒もってあばれる飛鳥のおんだ。たけのこの牢屋(若草山麓)。竹供養(大安寺) 。光仁会癌封じの笹酒。玉虫厨子に竹に虎の絵(法隆寺)。とくとくの泉附近の笹(奥吉野)。竹のある美術館(奈良線学園前駅和文華館。平城京の笹原。東大寺僧坊趾の笹。竹筒の納骨器(元興寺出土品)。法隆寺宝物中日本最古の竹製品「竹製厨子」。奇祭蛇巻き(磯城郡川東村)。笹塔婆(元興寺)。警御幣で踊る巫
女の舞ソネッタン(磯城郡)。鎌倉時代の竹製華籠(法隆寺法蔵院) 。横笛(斑竹) 。尺八及び花籠(正倉院御物) 。呉竹の竿、笙、牙の横笛(東大寺法隆寺) 。松尾寺外園。天香具山の小竹葉。二月堂の茶芫。うちわまき(唐招提寺)清九郎の竹杖の藪(高市郡高取町丹生谷の崑崙山因光寺境内)。赤竹の矢竹(吉野郡十津川村内原)。杖から育った竹舍野郡大淀町鉾立) 。大名竹(北葛城郡香芝町抓井)。一夜竹(北葛城郡当麻寺村当麻)。七本竹(橿原南浦)

 

☆愛知県・竹の風土記メモ

国府宮の裸祭り。北設楽の花祭り。おうむ石(渥美半島の馬伏から南の山間に入った処)。常盤八幡の笹看。光念寺の笹抱き松。奥山方広寺の大雅の「竹」の絵。笹踊り(豊橋市関屋町吉田神社) 。刈谷の神事竹灯籠。竹の風鈴(岡崎市明大寺町) 。三谷の笹踊り。金銀竹。国府宮の裸祭り(なおい笹の神事)。知多のタケノコ。宝飯郡赤根のカサ神様。湯山の湯立神事。廿四孝筍掘59竹藪(豊川から田口線の沿線)。宝飯郡の小松原の観音寺、初午の日に参詣するもの、この山の隈笹の葉を得て帰る。若竹羊羹(名古屋市)。笹まん十(豊橋)。尾北地方で井戸を埋める時は竹の節を抜いて井戸の底迄入れて埋める。

 

 

 p.65

福島県・竹の風土記メモ

相馬二遍返し。玄如節。ササを売る。会津盆踊唄(会津磐梯山)。嫋竹(会津若松の菓子) 。土湯峠の笹まんじゅう。磐梯笹めん(須賀川市)。矢祭山神社。笹りんどう。くるみゆベし。笹だんご(土湯峠及び沼尻)。栄華餅(蔵王温泉みやげ、笹の間に白い小さなあん入り餅が三つ並べて入っている)。名物地だけ狩り(岳温泉)。竹駒神社。なよ竹の碑(会津若松市門田町青木。善竜寺) 。義経が旗挙げの際旗をつけた二股の竹。笹のしづく(浄土平名産) 

 

大阪府・竹の風土記メモ

小林寺の逆芽竹(堺市)。神農祭(道修町少彦名神社)。ささやき竹。富田林市と河内長野市の竹すだれ。

 

 

 p.76

☆石川県・竹の風土記メモ

加賀の天然記念物犬の沢のきんめい竹(加賀市篠原町)。金明羊かん。間垣(輪島市名舟海岸などに風よけの竹が家々をとりまいている)。舌きり雀(江沼郡)。竹の根でつくった竜(金沢の玩具)。金沢のおし寿司(木のワクの底に京都から取寄せた美しい緑色の笹の葉を敷く)。タケノコの名産地深谷温泉。百万石の芝寿し(薬峰医王ケ嶺の香り高い笹の緑葉で包んだもの)。奇祭竹割祭、御願神事ともいい二月十日行かれる(大聖寺町菅生石部神社)。名産笹の雪(鳳圭郡能都町) 。舟形のタケかご入りの菓子柴舟。蛇の子酢し(七尾駅の青笹にくるんだ寿司)。青竹の太いのを十文字に組んで一人の子供をのせて皆でかつぎまわったという玄の子の祭。セミおりの笛(珠洲市須須神社蔵) 。笹屋根。 

 

滋賀県・竹の風土記メモ

安曇川水防竹林。順慶寺(坂田郡)の雲紋竹。揷竹-比叡山根本中堂にある篆篠(しゅうじょう)、筠篠(いんじょう)ーの二株は、伝教大師が中国の天台山の竹林から切取って来て挿した竹の活着で今も茂る。叡山々麓の日吉神社々前にもある。ドンド祭(八幡町日弁礼八幡宮)

 

 

p.84

兵庫県・竹の風土記メモ

いなの箸(有馬山のおかめざさで作った箸を有馬温泉の名物として売っていた)。猪名野笹原人一首の「有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする」の笹は昔は六甲から伊丹に一面山を蔽っていた)。ニジューソウ(十二月二十三 、高砂市美保里雁幕など竹藪で、昔この藪の神を地神として祭った)。佐々の村(播磨国風土記)。筍を抜く女(播磨国風土記)。をめのささばの歌(播磨国風土記)。網干(あぼし)音頭。神功皇后釣竿竹(神戸生田神社境内) 。弁慶の竹(生田神社)。寺帚須磨寺の釣竿竹(この小枝を持帰って裏に挿する盗難除けに効くという)。片皺竹(竜野市本竜野山本氏竹林にある天然記念物)。白石島の軟竹(城崎郡高住村) 。竹の物指し(氷上郡南町,和田)。矢の島のヤダケ(姫路沖)。青葉の
笛(平敦盛が最後の夜まで吹いていた愛用の笛で今は須磨寺宝物殿に収められている)。行箭神社。妙見山頂の大きな孟宗竹(養父郡) ,笛吹松(美囊郡)。竹きりだぬき。兵庫には穴には竹と神社の土をうめる習慣があった。

 

 

p.120

新潟県・竹の風土記メモ

順徳上皇に捧げられてから佐渡八幡の女竹の筍は苦味がなくなったという。出湯温泉の竹の雛。斎の神の祭。三階節。平林村は謡曲「竹の雪」のふるさと。菖蒲塚の四方竹を伐ると雨が降る。日吉神社順徳上皇が移植された矢竹。鬼太鼓の青竹。佐渡東海岸十里の竹林は断崖崩壊を防くために植えたものが拡った。赤泊の竹トンネル。佐渡の風習犬刎(はじき)。加茂村の竹がオリンピック棒高飛に使われた。田口駅の笹寿司。越後七不思議の唄。佐渡の竹杓子。竹の孤島粟島のわっぱ煮。親鸞上人の残した笹名号。新津駅の笹小鯛ちまき寿司。堀之内のヤナ場の竹ス。佐渡の竹細工。笹鱠笹柚餅子。笹ちまき。笹だんご。笹餅。笹まき。笹はぎ。笹福餅。竹灰皿。

 

☆埼玉県・竹の風土記メモ

天王寺竹寺の筍料理。箭弓稲荷神社。弓立山と慈光寺。笛吹峠。竹林情緒の網代鉱泉。虫送りといって害虫の悪霊をつるした竹竿を手に手にもって行進。笹の岩屋から観世音の笹戸山。氷川明神の霊異。八王子で竹の油(竹瀝)で肺炎を治している。小山徳利コレクション(笹絵の酒徳利) 。不況知らずの鳩ヶ谷の釣りざお。川口市外旧上青木周辺の釣竿作りは二百年近い歴史をもつ。

 

鳥取県・竹の風土記メモ

白兎、竹を植えない村(日野郡)

 

 

 p.127

岡山県・竹の風土記メモ

藤戸の渡しと笹無山。天然記念物の上房笹と備前業平竹と岡山虎斑竹と半毛薦。岡山県落合音頭。雀孝行。海日竹葉漬。

 

山口県・竹の風土記メモ

豊浦郡棚温泉近き三恵寺に天降竹あり。寺の開山が白浜海岸で満竹の願の夜一流の神幡が天降りその竿を竹王寺に挿したのが殖えその一部をここに移植した。鯨唄。ヨイショコショ節。山口斑竹。

 

広島県・竹の風土記メモ

鞆の港に近い矢の島の平教経の伝説。継子と笛。佐伯郡宮内の明石社の挿竹伝説。厳島神社に竹笹はないのは若し人笹の類を眼に見る時は必ず怪異ありとて甚だこれを恐れる。

 

島根県・竹の風土記メモ

竹島能義郡比婆山にある陰陽竹は昔イザナミノミコトが出産の為登られ杖の竹が根をおろしたものでこれを杖にすれば安産する。

 

 

p.135

和歌山県・竹 風土記メモ

竜神村に一夜泊った尼が大金をもっていたばかりに、トリ小屋のとまり木の竹に湯を通して早鳴きさせた男に暗い道を送出されて殺されて以来この村は寡婦が多いという。牟婁郡朝来(あっそ)村に昔弘法大師が来て水に不自由しているのを知り竹杖地にさして呪文を唱えたところ、清水が湧出した弘法大師が井戸を湧き出さした竹杖をもはや用なしと投げたのが一里も飛んで逆に根がつき弘法の逆竹が出来た。

 

香川県・竹の風土記メモ

金刀比羅宮の鎌倉中期のなよ竹物語絵巻。栗林公園の天然記念物皺竹(シポチク)。丸亀市の団扇志度八十地隠谷に竹がすきで沢山墨竹を描いた竹林上人の廟あり、竹林上人の墨竹はなよなよしてかずらのようなのでかずら竹といわれ珍重されている。

 

徳島県・竹の風土記メモ

竹の鼻は那賀郡日早の奥、昔々の土地の山武者を襲った落武者たちがあったが地の利を知らず全滅した、その時の矢竹が逆さに落ちそのまま根を下して逆竹は男に迷う娘を射殺した父の矢が娘の体を貫いて地に突立ち娘の恨みが活着させた。南佐古町蛇渓の竹林園。

 

 

p.151

静岡県・竹の風土記メモ★

天城の御火焚き。伊豆の御火(おんべ)。竹と笹を三〇〇種も集めている富士竹類植物園。北伊豆田中村の城山にある逆竹は、昔頼朝が山に登った時馬の鞭を地面にっきさしたのが根付いた。下田より三里の小稲に竹藪をしつらえて虎が和藤内に追払われる奇祭が毎十五夜の前日行われる。庵原郡に片葉の笹というのがあるが、梶原景時が国侍に追いつめられて逃げた時愛馬摺墨が半分だけ食ったという笹が片葉笹として残っている。三浦三崎光念寺の笹抱き松。竹製人形おかんじゃけ。宝飯郡御油町引馬神社八幡社の笹踊り。石廊岬の篠竹。韮山竹。修善寺彫。竹皮に包んで献上する御新米。霊竿祭。十月十五日伊東市鎌田神社で長い竹竿使った鳥刺し踊り。清水の竹の葉で巻いた追分羊羹。方広寺の大雅堂の「竹」の絵。

 

青森県・竹の風土記メモ★

西津軽郡深浦町がネマガリ竹の北限界。八甲田付近のネマガリダケの筍の瓶詰。八甲田山で明治三十五年一月二十三日青森五連隊がネマガリダケの笹藪中に入り進路を失い全員二百十一名が殆ど凍死、この地点に遭難記念碑が建っている。

 

★栃木県・竹の風土記メモ★

塩原の八幡神社の一夜竹。河内郡の雀の宮。日光笹。笛吹坂。茨城から栃木にかけて二月と十二月八日に竹笹三本組合せた笹神様を祀る。

 

 

p.159

長崎県・竹の風土記メモ★

天然記念物猫山の金明竹。壹岐島の怪「伸上り」。昔中国の僧道本が帰化する際携えて来た泰山竹が支那崇福寺に植えてある。壹岐島では竹に花が咲くと34、五月の節句に筍を食べないと筍虫になる。筍を指さすとその指が腐るあやまって指したらその指を噛むまねをすればよい。沈竹壁。

 

熊本県・竹の風土記メモ★

竹の笞で打たれた猫岳。球磨郡の昔話竹の子童子。竹製品。孟宗竹でたすきをかけた力自慢のお辻さん。不思議な尺八竹の話。

 

★宮崎県・竹の風土記メモ★

小戸雛は小さな三角の竹雛。日向の古代は竹林が豊富であったのは古墳から篇などの出土するので判る。高千穂のカッポ酒。竹工芸。

 

佐賀県・竹の風土記メモ★

岸川節。為朝の矢代竹。正月大祭の鬼火たき。沈竹。

 

 

p.176

★鹿児島県・竹の風土記メモ★

日本最初の竹藪。俊寛終焉の竹葺小屋。竹屋神社の伝説の竹林。孟宗竹伝来の記念碑。屋久島節。笛吹男の竜宮行。徳之島の歌。大島郡の竹から生れた話。台明寺の青葉の笛。竹島の竹の住居。

 

大分県・竹の風土記メモ★

古跡青葉竹の碑。三日月の扁平竹。糸竹地蔵。山路の笛。別府の竹祭り。別府は竹細工の町。竹田の筆塚。豊年馬。蕨野の尺八材。

 

★福岡県・竹の風土記メモ★

博多節。天然記念物に久喜宮村の金明竹太宰府天満宮の竹の曲。櫛田神社の笹に提灯の祭礼。熊笹福岡市をめぐる温帯村。祇園神社が竹をふりかざして打合う数百人。

 

富山県・竹の風土記メモ★

コキリコ。天までとどいた筍。

 

岐阜県・竹の風土記メモ★

平湯の笹魚。将門の首級を射落したという矢竹のある御首神社。桑摘唄。島の菅生の源頼義の矢竹。雀のお宿。恵那神社の笹。遠藤但馬守と白羽の箭。一月六日郡上郡長滝の白山神社の六日祭に竹の精が出て舞。銘菓笹魚。竹皮羊考梅津町梶屋の八幡神社の寒竹。寒竹さま。親鸞上人染筆笹字名号のある蓮光寺五箇山のコキリコの竹を使って神社の祭礼に踊るコキリコ踊。白川村五加の柏本神社は矢が神そのものとなる。加納のカラカサ。源氏の芦竹。稲葉郡芥見村白河神社の白河竹。泳宮の碑。

 

 

 p.191

★東京都・竹の風土記メモ★

上野竹之台。愛宕下藪小路。品川区の山路筍翁の碑。目黒の筍。大泉の牧野記念庭園のスエコザサ。浅草鳥越神社のドンド焼き。笹塚。千代田区竹橋。墨田区の鎧摺の笹。後楽園のおかめざさ。明治神宮御苑に加藤清正が移植したという雲紋竹。小袖川のタケかくし。大国魂神社に頼朝が奉納した矢が自然についた矢竹。新田神社うらの新田義興の古墳の上に生えた竹は初の雷鳴と共に割れたという。六郷八幡宮に頼朝の旗竹が根づいた竹林。豊島区中村の笹団子阿弥陀義経が瀬島に立てた竹。魚籃観音。渋谷金王八幡にあったという矢拾観音。

 

茨城県・竹の風土記メモ★

笹神。諏訪神社の二本竹。猿島郡雷電社にあげるタケノコの絵馬。高野八幡に将門の首級を埋めた竹藪あり。この八幡も今は廃絶。日立に義家と八幡清水の伝説

 

 

 p.200

山梨県・竹の風土記メモ

淡竹の枝垂。東山梨郡の権三郎不動にある笛吹権三郎の伝説。

 

群馬県・竹の風土記メモ

磯部の舌切雀のお宿。社日神社の熊笹の神事。高崎の竹製品。渋川の坂東ヤナ。老神温泉の青竹酒。玉村のワラ舟流し(佐波郡玉村町五料で、五料の水神祭ともいう)が麦わらと青竹で長さ約六メートルの舟をつくり村中をねりあるいたあと、利根川に流す。

 

山形県・竹の風土記メモ

月山中に生ずるネマガリダケは稈に美しい渦状紋がある。首吊竹陸中竹。すずこーねまがり竹の筍、月山をはじめ高地山麓に自生。東根市関山の大滝(滝流しソパ)。

 

三重県・竹の風士記メモ

伊雑宮のお田植(無形文化財)の竹取神事。竹製はじき猿。竹蛇。竹鉄砲。竹刀。笛の旅。

 

福井県・竹の風土記メモ

福井民芸竹人形。夜叉竹(敦賀郡東郷村諏訪池に住む大蛇が南条の夜叉池の大蛇をたずねてのかえり、そこの虎斑竹をもらって杖にして帰り、返すのを忘れているう
ちにこれが根付いた)。今立村鯖江白川の竹藪を枯らした雲水の復讐。

 

 

p.217

★長野県・竹の風土記メモ★

善光寺堂照坊にある親鸞上人御染筆の笹名号。戸隠竹細工。七月十三日の小諸市田町に於ける笹良地獄谷温泉名物のささちまき。七月十五日の別所岳の幟。笹ゆべし。妙高の筍狩り。岩菅山のササ小屋。五平餅。名産真菜鮓。上伊都の竹のめがね。苗忌竹。黒部の笹飴。四本の竹にむしろを掛け終日ねていた物臭神社が松本駅西三キロにある。信州は笹茶の本場。寝覚の床の浦島太郎の釣り竿。長岡の笹だんご、笹ちまき。笹の湯(浅間温泉)。笹しぐれ。妙高笹寿司。十二月十日から大頭祭。

 

★北海道・竹の風土記メモ★

積丹岳のタケノコ狩り。竹細工鶴(釧路地方に棲息営巣する優美な丹頂鶴を形どっており、竹の特徴を生かした工芸品で格好な土産品として重宝がられている)。

 

★沖縄・竹の風土記メモ★

四ツ竹踊。
打ちならしならし
四ツ竹は鳴らす
今日や御座出ぢて
遊ぶうりしや
はなやかな紅型衣裳、優美な容姿、花笠をかぶり四ツ竹を鳴らしながら「今日の舞台で踊ることはなんとうれしいことよ」と歌にのせて踊る宮廷舞踊の女踊。沖縄の最後の離れ島高島の信仰”ノロ

 

 

p.228

京都府·竹の風土記メモ★

南禅寺にある探幽の「竹に虎」の名画は先頃心なき輩に傷つけられた。男山八幡下で売る竹筆。バンブーガーデン。男山八幡宮苦竹は明治十三年から約十年間ささらにつくって毎年多量にアメリカにエヂソンの電灯線として輸出された。今八幡宮の竹藪前にエヂソン大記念碑が出来ている。西山西芳寺に唐から移植した七本竹ありこの墨竹は夢窓国師が庭を造る時七人の弟子の功績を嘉して植えたという。小松原駅近くに、伏見鳥
羽の戦で薩藩が火薬庫を隠蔽したという藪の遺蹟が残っている。田植唄。丹波保津村で夜竹を伐る音がするが翌朝行くと何でもないので竹伐り狸のしわざと言う。乙訓郡の寂照院が我国で最初に孟宗竹の植栽されたところだという。京都での植竹の歴史は桓武天皇が京都鄧所清凉殿前に呉竹を植えさせたのが初めという。妙心寺塔頭の一つの聖沢院に愚堂国師が若僧時代に大悟した愚堂藪あり。元政上人の三本竹。鹿ケ谷法然院の光信
の「金色着色竹に雀図」。桂離宮の竹林亭跡。京都修学院離宮客殿の長押の釘隠しは笹。清水寺の矢取地蔵。竹の寺地蔵院。建てた竹の家。砂かけばばあ。竹を神木とする篠神社。青葉の笛。祗園祭に撒く粽(ちまき)、明智光秀が殺された明智藪、祗王寺の藪茶屋。東寺の矢拾い地蔵。紀伊郡唐橋の矢取地蔵。天正十年、落城した丹後佐野城で竹皮に油をふりかけ滑って上らぬよう撒いた。

 

 

 

それにしても、よくもここまで熱意をお持ちだったのかと感動してしまう。

どこからこんなモチベーションがやってきたのか。

 

著者の本は、当時たくさん本を出されていた上田博士や室井博士のような竹の大御所の本に呑まれ、これまでもこれからも多くの人の目に触れることはないように思う。

そこで今回紹介したいと思ったのだった。

 

正直なところ、各記載には元文献がついていないので

根拠があるかと問われたら厳しいところである。

なので、研究としては使えないと思うけれど、

人生を楽しむにはいい素材なのではなかろうか。

 

「竹林の拡大」の捉え方を少し変えてみる

 

竹林の里山林への拡大現象を山の中で目の当たりにした5−6年前、

「竹は地下茎を通してどんどん森林へ入っていって、

これは森林も呑まれていってえらいことだな(実際そんなことありませんけれど)。

でも、生態研究は思ったほど進んでいない」

と思いこの世界の研究に関わるようになったわけですが、

関わり続けるにあたって「竹林の拡大」への感じ方がだんだん変わってきました。

 

そこで、最近感じていることを1つ走り書きしておこうとおもいます。

それは、日本の歴史を振り返ってみると、

実は過去にも何度か「竹林の拡大」があったと思うようになったということです。

以下で書くように、現在は「竹林の拡大3.0」といえる段階と捉えることもできそうです。

 

いかに各時代の人間様の都合によって、

竹様の置かれる立場はコロコロ変わってきたかが分かってもらえるかと思います。

 

*ここで私は「竹林の拡大」=「竹林の面積が増えること」として捉えています。

  

私なりに各時期における竹林の拡大をざっくりまとめてみると、

 

 

【竹林の拡大 1.0:室町期〜】

マダケ・ハチク林の造成

千利休豊臣秀吉の時代に生活資材や水防林目的で竹林の造成した時期。

 

【竹林の拡大 2.0:江戸後期〜】

モウソウチク林の造成

主に食用タケノコ用として熱狂的なモウソウチクの造成の時期。

 

【竹林の拡大 3.0:昭和後期〜】

モウソウチクの管理放棄に伴う野生化

都市化に伴い竹林は伐採され消失しがちだが、各地の山麓では、数世代前の人が大事にしていたものがいらなくなったので、ほったらかされた。タケが本来の性質を出して生育し出した。

 

 

ポイントは、

いずれの「竹林の拡大」も人間が大きく関わっているという点で共通していますが、

最新の「竹林の拡大3.0」では、人間が必要としなくなったことが原因という点がこれまでとは全く異なるということです。

 

 

拡大2.0までは、

人間様の都合で竹が各地で増やされ好かれ者になったわけですが、

拡大3.0では、

人間様の都合でほったらかしにされて嫌われ者になっているようだということです。

 

同じ対象物の面積が拡大しただけなのですが、時代によってこれほどにも逆を言われるとは、竹の気持ちになってみればなんとも変な感じですよね。

 

 

 

「竹林の拡大=悪」 と短絡的な考えに陥りやすく、

これはわかりやすいのでついつい報道したり教育しやすいものですが、

以上のような歴史を踏まえると、そういった教育は的外れなものであって、

イケてないのじゃないかなーと分かってもらえるのかなと思っています。

 

むしろ、「なぜ、今ここで竹が汚らしくおるの?」という問いかけから、

日本における竹と人の関係性について教育していく方が

イケてると思うに至っています。

 

 

 

おわりに。

各段階でどの程度拡大していたかというデータが欲しい

という声もありそうですので、

地域を絞って(たぶん京都ならできるし、一部なら論文がでている。

そもそもこの話、地域を絞らないと成立しないと思いますし)、

集められればと思っています。

 

 

また、現在、竹林の生態を理解しようと試みたいという自分のモチベーションは

まさにこの「竹林の拡大3.0」に生きるからならではのものですので、 

ラッキーだと思うに至りました。

 

 

そして、「竹林の拡大4.0」は??

あるのか、ないのか分かりませんが、そんな時代もやってくるのかもしれません。

 

枯れ竹を拾ってみたとき...

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これを見て何を思いますか?

 

まあ人によって様々でしょう。

 

1、竹屋さんが見ると、古びた竹の稈の一部ですね。

2、虫屋さんが見ると、竹につくカマキリの卵塊ですね。

とかでしょうか。

 

もっとマニアックに、

3、マダケかハチク(マダケ属のタケ)の稈の節部ですね。

4、ハラビロカマキリの卵塊ですね。

と思うのかもしれません。

 

最近の私なら、ドヤ顔で「3」を思い口に出すと思います。

この現象は大丈夫なのか?というのがこの投稿のメインメッセージです。

 

 

最近、あまりに竹竹しており(*1)、虫にはあまり気を留めていなかったのですが、

まる1週間寝込んでおり竹について考えなかったので、

久々に竹林の中に入った時にふと見つけた時、「2と3」を同程度に思ったのでした。

 

これは私的には結構衝撃的な感覚でして、

どうしてだろう?と思った時、

それは一旦新鮮な頭になったからなのだろうな思ったのでした。

 

 

 

1つのことに尖るのは成長の過程でとても大事な要素だと思っているのですが、

やっぱバランスも持って自然を見るのも大事だなーと

かなり久々に感じた感覚でしたので記録したいと思い、投稿しました。

 

 

 

そうそう。

一応虫好きでもあったので、いずれは「竹と虫」というあまり注目されていない方面を紹介してもいいかもしれません。

竹林は一般に虫など他の生き物が少ない(生物多様性が低い)環境になっている、

全然いないと言い切る声もあるんですが、

知る人ぞ知る、それなりにいますのでネタはあると思っています。

 

ただし、先に誰かがはじめた場合はやりません (笑)

 

(*1 竹竹とは、事あるたびに竹のことばかりを考えていること。)

竹のことわざ

昔からの言い伝えられる「ことわざ」には、簡潔に分かりやすく人生を諭したものが多くあります。以下には、「竹づくし文化孝 上田弘一郎著」p196-p212から全て抜き出し、紹介します。リンクをつけられる部分は適宜つけましたが、詳しくは本を開いて読んでみてください。上田先生ならではの解説もついていると思います。

 

 

青竹の手すりのような奴

雨後の筍

下りやぶと上りやぶ

苦節十年

功名を竹帛に垂る

子は捨てる藪あれど、身を捨てる藪なし

竿竹で星を打つ

猿が筍を折ったよう

三を留め、四を伐り、七を残すなかれ

竹篦返し

歳寒の三友または歳寒の三清

清風高節

竹に雀

竹に木を接いだようだ

竹の子生活

竹酔日

竹の刑または筍の刑

竹の園生

竹を割ったような性格

竹屋の火事

竹に上下の節あり

竹に油を塗ったよう

竹に花が咲けば凶年

竹の管から天をのぞく

竹の葉から露が落ちると晴れ

竹槍は切られても、やはり元の竹

筍ばくち

倒した雪は消えるが、倒された竹は起きあがる

竹笑

竹林の七賢人

竹帛の功

竹馬の友

竹頭木犀

トマリタケノコを見逃すな

のれんに腕おし

破竹の勢い

バンブー・ピープル(Bamboo People)

バンブー・フェイス(Bamboo Face)

風刺竹来

ヘンチクリン(変竹林)

骨折っても傘の骨折るな

モウソウ、ハチクは生えたけど、マダケ(まだ毛)が生えなぬと泣いている

藪医者

藪医者が七味を調合するよう

藪医者の玄関

藪医者の手柄ばなし

藪医者の病人選び

藪医者の薬味たんす

藪に香のもの

藪の中に放庇

藪に目

藪に目配せ

藪から棒または藪から棒を出す

藪に馬鍬

藪の中の荊棘

藪蛇

藪に矢を射るよう

藪の頭にも理屈がつく

八幡の藪知らず

藪退治

藪入り

藪そば 

藪(竹やぶ)

 

 

こうしてみると、竹に関わる現代版「ことわざ」を作ってもいいかもしれないですね。作ってみてはいかがでしょうか? 

ちなみに、ネットの世界では、「笑→w→草→竹」の流れで「竹」が流行しかけたそうです。今はどうなのでしょうか?

「ワロタ」「草」はもう古い 今度は「竹」がブームの予感 | ニコニコニュース

 

 

なお、竹に関することわざは、以下で紹介する、室井先生による「竹類語彙」という本でも紹介されています。上田先生の本にはないものも含まれます。

この本はとにかくマニアックで、現在を生きる私たちにとっては、もはや死語と感じる語彙も多数含まれます。しかし、一昔前の竹利用(一部地域では現在も利用されてますが)を知るには、とても参考になる本です。この本をアップデートし、現代版の「竹類語彙」の編纂を手がける人がいてもいいかもしれないと思っています。

 *このサイトに載っていました。0823「竹箆圏」

竹の天然記念物・特別な竹

ここでは、天然記念物指定されている竹や特別な竹を紹介したいと思います。

 

1、モウソウチク(Phyllostachys edulis) 関係

島津家別邸「仙巌園」の竹(鹿児島市):1736年日本に初めて移入されたとされる株がある(現時点での最有力説)

開拓記念館の竹(北海道伊達市):北海道では函館が分布最北端という話があるが、ここにもモウソウチクはある。札幌にもあるが。

寂照院(京都府長岡京市)京都府長岡京には9世紀に移入されたという説もある。

キンメイモウソウチク(福岡県久留米市

  

 

2、マダケ(Phyllostachys bambusoides) 関係 

カタシボ竹林(兵庫県たつの市)

キンメイチク(群馬県渋川市:実際はギンメイチクらしいです

韮山竹(静岡県伊豆の国市)千利休との関わりがあるとされる

  

 

3、ハチク(Phyllostachys nigra var. henonis) 関係  

メグロチク(兵庫県洲本市)

サカサダケ(新潟市)

トサトラフダケ(高知県須崎町):これを活かしているのが虎斑竹専門店 竹虎

 

4、ヤシャダケ(Semiarundinaria yashadake) 関係 

トラフダケ(岡山県津山市)

トラフダケ(岡山県真庭市)

 

 

 

ゆるキャラに見る竹の世界

癒しを与えてくれると話題になったゆるキャラ

竹に関わるゆるキャラを探してみると、9件出てきました。

 

にしきょう・たけにょん(京都市西京区)

たけまるくん(奈良県生駒市)

たけさくら(京都府洛西福西商店会)

やわたタケちゃん・ノコちゃん(京都府八幡市観光協会)

たっけー☆☆(広島県福生市)

たけもりん(千葉県竹もりの里)

たけじぃ(兵庫県朝来市)

かぐやちゃん(奈良県北葛城郡広陵町)

かぐやパンダ(広島県竹原市)

 

あなたのお気に入りはどれですか?

全国の竹笹見本園の紹介

竹が植わっている施設を紹介します。種数、現在の管理の行き届き方などは場所によって様々ですが、竹に親しむ場所として知っておいてもいいかもしれません。

 

*植物園

富士竹類植物園

京都市洛西竹林公園

エコパーク水俣

高知県立牧野植物園

合馬竹林公園 - 北九州市

京都府立植物園 竹笹園/京都府ホームページ

高山竹林園 | 生駒市公式ホームページ

大阪市立長居植物園 - 長居公園

船岡竹林公園

総合公園バンブー・ジョイ・ハイランド

かぐや姫の里竹林公園

福岡市植物園

重井薬用植物園

大多喜県民の森

見どころ|神代植物公園|公園へ行こう!

越前町立福井総合植物園 プラントピア

トップページ|富山県中央植物園ウェブサイト

天神山ふれあいの竹林園

養老公園

 

*学術機関の中

京都大学フィールド科学教育研究センター里域ステーション上賀茂試験地

東京大学田無演習林

公立大学法人 大阪市立大学 理学部附属植物園

理学研究科植物園 | 京都大学理学研究科・理学部

筑波大学植物見本園 山岳科学センター | 演習林 

国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/ホーム

森林総合研究所 関西支所/ホーム

春日井(鷹来)キャンパス附属農場|キャンパス・施設紹介|大学概要|名城大学

 

その他にもあるかもしれませんが、ひとまずこれだけ挙げます。気づいたら追加で挙げようと思います。